英語を教え始めて早(遅？）20数年（どころか30年が見えてきました）という月日が経とうとしています。自分が夢中になって英語に取り組み始めた当初は気にもしていなかったのですが、教え始めてから、特に英語があまり得意ではなさそうな人（失礼ながら指導者＝学校の先生も塾の先生もを含めて）からこんな言葉を耳にするようになりました。

 

受験だから…

 

受験だからリスニングはそんなにやらなくても…

 

受験だから英単語・英熟語を憶えて…

 

受験だから文法構文を憶えて….

 

受験だから和訳を…

 

受験だから丸暗記…

 

受験だから…

 

 

みなさんも耳にしたことがありませんか？　いつから言い訳がましく受験という言葉が使われるようになったのでしょうか？この問の答えは分かりませんが、こうした「受験だから….」ということでこうしたことをやらせた人・やった人のうちのどれくらいの人が英語を出来ると言えるようになったのでしょうか？　僕の拙い経験からでしかないのですが、ほとんどいません。もし受験だから…と言われてやった人が英語をできるようになっているならば（英語をできるといっても様々な要素がありますが）日本人全体として英語が不得意です！なんて雰囲気は今頃なくなっているはずですですよね。Unfortunately, however…(しかしながら残念なことに）

 

もちろん上記の「英単語・英熟語を憶える/文法・構文を憶える/和訳をしてみる」というアプローチは他言語を身につける上で必要になることはあります。しかしそれらは目的ではなく手段、道具、利用するものの一部にすぎず、それさえやればいいというものではないはずです。それでは何をやるべきなの！正確に言えば、何もやるべきなの？と問われたときに僕には明確な答えがあります。これまでもブログでさりげなく？書いています。

 

英語学習において一般的な日本人に足りないものは(今回はWhat のみにしておきます。じゃあどうするの＝howは別の機会にまた書きますし、あるいはすぐ知りたい方は直接お尋ねください）

 

音を使った学習と

 

Logic（論理）から生まれるcritical/analytical thinking（批判的/分析的思考）

 

この２つだと思います。この２つを英語の学習・習得にぜひとも取り入れましょう。

 

今更ながら言われている4技能の習得にはこの２つが欠かせません。僕は受験生のころからずっと実践しています。