ここ数年の大学入試を取り巻く厳しい状況から、以前であれば入れたはずの大学よりワンランク下の大学に入学せざるを得なかったという方も多いようです。そして入学したものの、やはり様々な面で満足がいかない、充実しないと感じてしまう方も相当数いるようです。

なぜ満足いかないのか？　なぜ充実しないのか？

授業が退屈だ。刺激が少ない。燃えるものがない。

こう思ってしまうのは自分がそもそもそういう目で見ているからで、自分で満足するようにしていくのが大学生だ！と言われればそうかもしれません。しかしまだまだ自分の中に燻って（くすぶって）いるものがあり、まだ燃えるものが残っているのならば、そしてより強烈な刺激を求める向上心がある！というのならば、仮面浪人という選択肢もありではないかと思います。というより僕自身が仮面浪人を経て早稲田大学政治経済学部政治学科に入学したので、仮面浪人をしたいという方に、やめたほうがいいですよ、とは言えないのです。

実際、当塾でもほぼ毎年仮面浪人をしたいという方の相談を受けますし、授業を受けてくれた方も多くいます。そして自分の希望する大学へ、そして実はご両親も含めた周りの方々が望んでくれていた大学に合格できた方がいます。率直にいえば、東京大学、早稲田大学、慶應大学、医大が主です。正直全員が「仮面浪人」を成功させられるわけではありません。むしろ成功率は、良い意味でも悪い意味でも、低いでしょう。（当塾は、おそらく成功率＝合格率が高いと思われます。）低いからこそ、しかし、やり遂げたときには「第１志望校に合格できた」ということだけではなく、大きな何かを掴んでいる、と言えるかもしれません。

次回からもう少し具体的な話をしていきたいと思います。仮面浪人生だけでなく一般の受験生にも参考になるかと思います。