英単語を憶えるうえで邪魔する?記憶のメカニズム ⇒ 解決策は何かないの? Part IV
2019/05/04
英単語を憶えるうえで邪魔する?記憶のメカニズム ⇒ 解決策は何かないの?
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の記事の中で
皆さんには以下の2つのような経験がありませんか?
前に憶えたことが邪魔をして新しいことが憶えられないとか誤解すること
新しく憶えたことが前に憶えたことを忘れさせたり、そこまでいかなくても混乱すること
(もしかしたら混乱する方が嫌かもしれませんね)
のようなことを英語で
“proactive inhibition [interference]”
=順向抑制 [干渉]
のようなことを英語を
“retroactive inhibition [interference]”
=逆行抑制 [干渉]
ということを書きまして
Part II III と合わせてについて書いてきたのですが
いよいよ(ようやく?)次は
“proactive inhibition [interference]”
=順向抑制 [干渉]
についてです。
僕にとってのの例は、英単語でいえば、
”be indifferent to ~”=「〜に無関心だ」という表現です。
前に憶えた”different”が邪魔をしてきたのです。同じdifferentという言葉を使っているのに、”different”「違って/異なって」という意味(訳)と”indifferent” 『無関心で』という意味(訳)の関係が分からず、繋がらなかったのです。
“be indifferent to ~” 『〜に無関心である』
接頭辞を用いて 1) 感覚的な説明 2) より正確な説明をしてみましょう。
1) 感覚的な説明(感性)
皆さんは、洋服を買った後で、誰かに言われた時はありませんか? 「また同じの買って!」というふうに。確かに人の好みというのはあるもので、他人から見たら、「同じように見えるかもしれない」けど、僕は(私は)違うものを買ったんだ!」と思いませんか?
☆そう、『関心がない』人は『違い』 “different/difference” (違い)が分から『ない』 “in”のです! 接頭辞”in”は否定を表すことがあります。
2)より正確な説明(理性)
実は “different” の “dif”は発声の都合上、 “dis”(分ける→向こうに)が変化したものです。
“fer”が『運ぶ』という意味です。
ですから、 “different”は『向こうに運ぶ』に由来します。
『違うもの、異なるもの』を『向こうに運ぶのです』
となれば、
☆“be indifferent to 〜” は『〜に向かって』(気持ちを)『運ば “fer” ない “in”(否定の接頭辞)
→『〜に無関心である』と言う意味になります。
◎ ちなみに “よく大学入試でも、TOEFLでもTOEICでも、設問によく出てくる “infer”
という単語は “in” (ここでは、頭の中で) “fer” (ことを運ぶ) →『推測する』という意味です。
いかがでしたか?御分かり頂けたでしょうか?
英単語・熟語を憶えるためには、闇雲に書きまくったりしなくてもいいのです。、むしろ理解できるから記憶できることも多々あるということを覚えておいてください。詰め込もうとすると、記憶の邪魔をしようとするメカニズムが、働いてしまうことがあるのです。理性と感性をもっとフル活用しましょう!
授業では、このような文字で伝えるとちょっと難しいことを身振り・手振りなどのアクションや巧みな話術?で生徒の頭にス~っと滑り込ませてしまいます。
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