大学受験 一定の時間に何をしなければいけないのかを知ろう
2017/03/26
前回
次回はある一定の時間に何ができなければいけないのか
をセンター試験の英語を例に取って説明します。
と書いたのですがその前に知っていてほしいことがあります
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
英語学習を初めてしばらくの間、たいていの人がたとえ
Reading(リーディング)をしていても頭の中で英語を
発音・発話していると思います。(本当に速読をすると
きは頭の中で音を出すことはありません)
大学入試レヴェルでは頭の中の音を消すほどの速読は要
求されませんので以下のことに気づいてください。
頭の中で出す声・音(subvocalization:サブヴォ―カラ
ィゼィション) は口から発する音に準じます。ですから
口から発する英語の音を素早く、正確にすれば少なくと
も英文を読むこと(目を通すこと)自体が速くなるので
す。
もちろん知的レヴェルの高い文章は思考・理解が当然
必要ですが、この音の重要性に気づき訓練をすると
大きな大きな差が生まれてきます。
ということでLanguage School ~航~ではReading
(リーディング)のスピードを上げるためにも音を活用
しています!!!
皆さんは英語のナチュラルスピードという言葉を聞いた
ことがありますか?
まぁ、速過ぎず、遅すぎず自然に話す時のスピードと言
っておきます。
このスピードが
1分間に150単語から170単語ぐらいです。英語で
これは150 to 170 words per minute (← per ~
1につき)
words per minute は略してwpmと書きますので
以降 150 to 170 wpm とします。
ここで質問です
センター試験の英語の総単語数はいくつだと思います
か?
約4000単語になります。
ということは1分間にどれくらい読まなければならない
のでしょうか?
とその前に
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
実は頭の中で話す英語は口に出してしゃべる英語の
約1.3倍か1.4倍になります。口を動かすロスが
減りますからね。ですから
口に出すスピードが仮に150wpmだとすると
頭の中の英語は200wpm前後になります
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
以上を頭に入れて考えると実はセンター試験は
4000÷200=50
1分間に50単語読めればいい
わけです。
ナチュラルスピードの3分の1ですよ。センター試験は
しっかり訓練すれば頭を使う試験というより反射で答え
る試験ですから
そんなにスピードは要求されていません。
たしかに4000単語を通して読む経験がない人は物理
量が多いと思うでしょうが、それでもスピードはそれほ
どでもないことが分かってもらえると思います。
自然に話すスピードの3分の1ですよ!!
時間意識を高めて
一定の時間に何ができて、
何をしなければいけないか
を知ることで、ただ漠然と
「英語を読むのが遅い…」などと嘆かなくなります。
嘆くより、どうすべきか考え、取り組むからです。
さぁ、勉強も科学しましょう。ぜひ当塾にいらしてくだ
さい。実感してもらいます。
Language School ~航~
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