前回は ◎接頭辞 “dis”(分離、分散、否定) 
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のうち『否定』の単語の例を見たのですが、

それだけでは誤解してしまうことがあるので

本来の『分離・分散・バラバラ』の”dis”の単語と文例を挙げてみます。

できれば、『分離、バラバラ』という感覚があった方がよい例

☆“disclose”　『暴く、暴露する』　 名詞 disclosure

＝“close” (閉じているもの)をただ単に『否定』する(開ける)より、

『バラバラにする』とした方が、『暴露する』感じがしませんか？

例文）
My public Representative hasn’t disclosed any personal information to the media. He is very good at his job.

『私の公的代理人は私的な情報をメディアに公表（暴露）していない。彼はとてもうまく仕事をこなしている』

☆“discover” 『発見する』 名詞 discovery 

“cover”(覆われているもの)をただ単に『否定』する(開ける)より、

『バラバラにする』とした方が、『発見する』感じがしませんか？

例文）
When Christopher Columbus discovered America, he thought he found India.

『クリストファーコロンブスがアメリカを発見したとき、彼はインドを見つけたと思った。』

『分離、バラバラ』感がないといけない例

☆“discuss” 『議論する、話し合う』  名詞　discussion

＝“cuss”(言葉)を“dis”(分ける)のが『話し合い』

例文）
I would like to discuss this further with you. Please come to my office.

『私はあなたとこのことについてさらに話し合いたいのです。オフィスまで来てください。』

☆“disperse” 『四方にまき散らす』  名詞　dispersion

＝“dis”(バラバラ)に “perse”(まき散らす) 

『まき散らさない』ではないですよ。

例文）
When fireworks are set off, streams of light disperse.

　『花火が打ち上げられるとき光線が散らばる』

☆“distribute” 『分配する、割り当てる』  名詞 distribution

＝“dis”(分けて、バラバラに)“tribute”(与える、贈る) 

『与えない、贈らない』ではないですよ。

例文）
Clothes, blankets and food have been distributed among the victims by the government.

『政府により服と毛布と食料がその犠牲者に配られている』

disclose”“discover” “discuss” “disperse” “distribute”

どうでしょうか？　しっかり押さえられましたか？

 

 

最初は仕方がないとは思うのですが、あまり固定的に考えず変化を楽しむくらいの気持ちでいたほうがいいのではないでしょうか？　後々誤解をうみ、そこから記憶の邪魔になることが多々ありますので。