受験英語と実用英語
2016/09/06
たまぁに眼にしたり耳にしたりするのが、いわゆる社会人になった人の言葉で、受験英語と実用英語との違いを語っているものがありますが、受験勉強における英語を否定するものもいまだに多いようです。正直、実用といっても幅広いもので、学術論文を読んだり書いたりするのか、ビジネスで使うのか、(一概に論文、ビジネスといっても幅広いわけで、皆さんは、自分の専門外のことを正確に日本語で理解したり、伝えたり出来ますか?僕は出来ません。ただし可能性はあるといっておきましょう。)、とりあえず何とか英語圏で暮らせることなのか、よく分かりませんよね。ただ単にTOEIC(TOEICは実用英語の代表のように言われることも多いですね)の点数が低いから、受験勉強の意味はないのでしょうか?そんなことはないと思います。やり方次第でいくらでも意味を持たせられますし、実にもなります。
だいたい大学受験に関していえば、大学に行くにあたっての試験なわけで、路線としては、学術の英語ということになるでしょう。一般的な学術の英語を測る試験で有名なのが、TOEFLですが、むしろ、受験生、大学生は、この試験で低い点数を取ったときに嘆くべきでしょう。
しかし面白いのは、TOEICもTOEFLも作っているETSは、TOEFLとTOEICの点数の相関性を発表していて(計算の仕方がある)、TOEFLで満点を取るとTOEICの満点以上の点数になるのです。難易度で言えば
TOEFL > TOEIC
つまり、TOEFLの方が明らかにレヴェルが高い、点数の取りづらいテストであるのです。僕がオーストラリアの大学院留学前(12年前のTOEFLのスコア - 満点ではない - を換算しても、1020点を超える -TOEICの満点は990点である)。TOEFLにまともに立ち向かえる人は、TOEICはそれほど難しい試験ではないと思います。(路線の違いがあっても)。ですから、本屋で見かける、留学しないでTOEIC満点という本に興味はそそられません。(990点を獲得された方の努力はまったく否定しません。それどころか賞賛に値するでしょう。まぁ自分も990点取っているので賞賛しすぎることはないですが。)
では一般に受験勉強をしたのにいわゆる実用英語(TOEIC)などに挑戦して歯が立たないのはなぜなのでしょうか?
僕自身に関しては、あまり受験生のときとその後で大きく英語の学習の仕方は変わっていません。ですから受験英語と実用英語の壁というものはそれほど感じませんでした。この壁を感じる人の英語の学習には欠けている点があるのです。
次回はこの点について説明したいと思います。勘の良い方はこれまでの記事からピンときてますね。
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